本[4]骸骨(がいこつ)を乞(こ)う 彩雲国秘抄・備忘録(ネタバレ) [本]
彩雲国物語メモ(王家の系図・登場人物・声優)09/30 彩雲国物語
彩雲国物語①-⑫・備忘録(ネタバレ)10/1
彩雲国物語⑬-⑯・備忘録(ネタバレ)10/2
彩雲国物語⑰-⑱・備忘録(ネタバレ)10/3
彩雲国秘抄 骸骨(がいこつ)を乞(こ)う・備忘録(ネタバレ)10/4
彩雲国物語「彩なす夢のおわり」備忘録(ネタバレ)10/5
☆--☆--☆--☆--☆--☆--☆--☆--☆--☆--☆--☆
【骸骨(がいこつ)を乞(こ)う】雪乃紗衣・角川書店・2012.3
「骸骨を乞う」⇒P496「今宵を限りあなたに捧げたこの身、
お返しいただきましょう。我が君」去るときの言葉
☆彩雲国最終巻から約10年間の話「彩なす夢のおわり」の
秀麗のイラストでは目が小さく描かれ「大人の女性」
になった。結婚前の秀麗とは全く違い、劉輝に靴を
はかせてもらい、髪を洗ってもらい、ご飯を食べさせ
てもらう等妊娠中とはいえすっかり甘えてる。劉輝
も喜んで尽くしている。秀麗の命が出産と引替えに
尽きると解っているので、劉輝は子供を愛せるか
不安・・・その時が来て劉輝が我が子を愛せるよう
に、秀麗は1年かけて準備『大丈夫だから。私はいなくなったりしない』
【雪の骨:悠舜】☆もう涙・涙。書いたBlogを読み返してまた涙・・・
悠舜が劉輝を選んだ理由が悠舜の言葉でこれでもかと語られてる
P20《旺季殿と凌晏樹には、大官達から恩赦陳情書が続々届いて
いますが、あなた方(静蘭・楸瑛・絳攸)にはこの三年の責任をとり
退官処分の要請が御史台に山程来てます》☆3人には厳しい!
P36悠舜倒れる⇒転地療養を薦める声の中、劉輝は退官認めず
P37《楊修殿は、私よりも若くて、独身で・・・》凛を腕の中に抱き寄
せた☆悠舜の焼きもち!凛への愛がいっぱい!
P38悠舜は赤子が《燕青みたいになる気がする》と心配し、凛は
《燕青みたいならいい》☆赤子は1才ちょっと、きっと男の子ダ
P53回顧《茶州でゆっくり休めばいいさ。治らなければ、俺が掌に
乗っけて運んでやるから》十代の茶州州牧燕青。彼と過ごした十年
は悠舜に休暇をくれた。燕青の傍にいると深く深く息が吸える
P58回顧:晏樹は紅家当主(黎深父)に取り入り、侍僮(じどう)として
黎深の傍にいて、少年悠舜を拘束したP67《紅家が足の腱切っち
やったもん。姫家なら仙術とかで逃げるんじゃないかって・・・》
P74回顧:戩華拘束《こういう言葉があるそうだな。この世にはどん
な複雑な謎でも、完璧に解ける者が二人いる。一人は藍家にもう
一人は紅家に。お前のことだろう、風麟!》旺季が助ける《悠舜を
抱きしめ囁いた「大丈夫だ」氷の心から何かがとけていく気がした》
P89《終わりの先で待っていろ、そんなに遅刻はせん》☆旺季泣かせる
漢詩『最期の先で君を待つ。そしてまた盃を酌み交わし、夢を見よう』
P90《怒っているか?》《いいえ》《余を嫌いになったか?》《いいえ》
《嘘だ。起きろ、悠舜。頼むから》悠舜はその言葉に微笑んだ。
ずっと願っていた、ただ一人の主君《お前が必要なのだ》と声が
する。それは旺季からは一度も聞こえてこなかった願い。欠落を
埋められる者。もう片方の翼《余の願いを叶えると言った》悠舜は
笑った《嫌ですよ。体力も時間も残っていません。我が君》まさか
死ぬまで傍にいてほしいというほど、必要とされるとは思わなか
った《死ぬのは許さない》それがどんなにか贅沢で幸福な言葉か
P94璃桜を養子にするのを積極的に同意した王《秀麗に子供かでき
なくても構わない》親兄弟に折檻され無視され、他人の愛情だけを
糧(かて)としてきた彼が一番厭(いま)わしいのは多分『自分の血』
忘れ去られた暗闇の箱。消えてなくなりはしない。別の形で顔を
のぞかせる。異様な人懐(なつ)こさや、愛する者への執着で・・・
P96残して逝きたくない。一緒に連れていきたい。それができない
ならせめてもっと生きたかった《もう、待たなくていい》二年前、
そういって悠舜の手を離した優しい王も、嫌だと駄々をこねて手を
離さない今の王も、どちらも好きだった《我が君お時間です。骸骨を
乞うときがきたようです。私は、あなたに最期まで必要とされて、
とても嬉しかった。誰も殺すことなく・・・我が君に最後まで信頼
され・・・》折れそうなほど強くかき抱かれる。熱い涙が悠舜の肩に
おちる《大丈夫ですよ、我が君》悠舜の姿が見えないと心細げに
さがしにきた王《我が君。私がそう呼ぶのはあなただけです》
夏の終わり。凛と我が子に最後に微笑み、静かに目を閉じた
P100☆悠舜の後景柚梨が宰相になる。悠舜は柚梨が晏樹に盾突いた
あの時次の宰相に決めた。王の心臓の尚書令位を贈られたのは
悠舜だけ。王の寵愛(ちょうあい)を深くした理由は、誰も知らない
【霜の軀(むくろ):旺季】
[第一章 うたかたの白い記憶]
P105朝廷を辞して十年近く。悠舜が逝ってから、もう八度目の秋。
P114璃桜は十五すぎから、父譲りの冷たい雅(みやび)さが加味さ
れ、端整で、清廉で涼やか、硬質な美貌。ずけずけとした物言いも、
王の知る昔の旺季と重なる。璃桜を通して、彼の祖父を見てしまう。
P120回顧《弟は、こちらへ》第二公子清苑がそこにいた。いかにも
聡明で、そつのない優秀な芝居。陶器の人形のようなつくりもの
の笑顔。明晰さゆえ自分の信じるものを譲らず、一度敵と見なしたら
徹底的に排除する《旺季将軍、劉輝を助けてくださって、ありがとう
ございました》礼は心からのもので末弟を思う気持ちに偽りはない
P136回顧:晏樹《大事な人間よりとっさに自分を守る子供なんです
愛されるためにニコニコする。立派な防衛本能》戩華と同じことを言う
P129回顧:化粧具に劇薬⇒悲鳴⇒怖くて母の大事なお守りを池に
捨てる⇒第六妾妃が池に浮かぶ⇒劉輝、助けようとした旺季の袖を
つかむ⇒戩華が飛び込んだけどあがってこない⇒自殺か戩華が死
ぬまで水中で待ったか?事実は誰も知らない。
P140回顧《それが、あなたの精一杯の愛し方だったのでしょう》旺季
の声。浮かんだ死体、十年前にボンヤリと思いだしている
[第二章 紫の公子と雪の夜]
P145王は一人で柩の傍で泣いていた《余が、悠舜を殺したのだ》旺季
《それがあなたの精一杯の愛し方なのでしょう》計り知れない喪失。
P148回顧:清苑公子を劉輝公子の目前で捕縛したのは、旺季だった。
末公子は表情豊かになり、ふっくらとし小綺麗になっていた。それは
清苑の手柄。清苑を待つ間、一緒にお絵かきやお手玉で遊んだ
五歳の子供に尋ねる《本当にしたいことはないのですか》
P157回顧:清苑を捕縛後二年。もっとも聞こえの高かった清苑公子を
落としたことで、朝廷中を敵に回した。配下たちが次々左遷、変死、
謀殺され、娘の飛燕まで襲撃され、皇毅とともに地方へ逃がした
P161回顧『蒼遙姫』別れを告げる曲。茂みから転がり出てきた末の
公子《始末しろ!》劉輝公子を拾い上げ血しぶきの中切り抜けていく
P165回顧:旺季は気まぐれを起こした《劉輝公子、一緒にきますか?》
人の好意にすがりついて生きる公子だが《いいえ、行けません》と断
った。嫌なことを残らず忘れる術は、この最悪の現実から逃げない
ために公子ができる、たった一つの方法だったと気づく《僕が本当に
したいこと。ここで、兄を待たねばなりません》P171ようやく気づ
いた。旺季が生きて朝廷に帰ってくる時は、この公子の敵としてだ。
[第三章 骸骨の黒き公子]
P187回顧:戩華20才過ぎvs旺季13才《それは男のよく知った瞳
だった。かつて家を裏切り、自分と一緒に逃げた旺家の末娘の目》
[第四章 先の見えない灰色の世界]
P201回顧:旺季が再び王都に帰還したのは十年後、旺季は四十の
半ば、戩華も五十を過ぎていた。一目で戩華王の死期を悟った。
腕中に呪詛の文様。縹家。黒狼の姉を殺し、娘の飛燕も殺した女
P211《今日は荀馨(じゅんけい)将軍について聞かせてくれ、慧茄》
《あの手この手であなたの祖父のことを聞きたがってるんですよ》
P215荀馨様は、旺一族が死地から救い出し、旺季の初陣から後見
を引き受けた。戩華王と戦い、旺季を守って討ち死にする『大丈夫
ですよ』が口癖、《骸骨を乞うことをどうかお許しください、我が君》
P221王からの恋文ならぬ鰻文が添えてあった箱、藁人形が入ってた。
顔がにっこり笑ってる。なぜか長髪。旺季は不覚にも吹いてしまった。
落ちた草笛《本当にしたいことは何ですか、あなたは言ってくれました》
[第五章 蒼の君のさいごの旅]
P224王はぎゅっと盃を干した。慧茄はぞわりと総毛立った。その仕草
が、目が、やけにあの男とかぶって見えた。王の父親、覇王戩華。
《余はもう一度、旺季を朝廷に呼び戻したい。やってくれるか、慧茄》
P225この十年で錆びついていた頭脳が動きはじめる。榛蘇芳の顔を
見て、皇毅や晏樹から届く情報と合わせ、すぐにおおよそを察した
《俺は嫌な予感がしてて、山賊の後ろに中央官吏がいる気がします》
P232《あの山に立てこもったら十年前と同じ。自分の手を汚さなくても
あなたを片付けられる。凌晏樹サン今どこです?》《中央官吏の狙い
は私ではない。紅秀麗の謀殺。私はおまけだ》☆今『官吏殺し』の
異名を持つのは秀麗28才P248蘇芳に近辺の将軍達宛に書簡を届
けさせ、紫装束をつけ「干將」を持ち秀麗とおばあさんのとこに急ぐ。
[第六章 紅雪孤影]
P259秀麗の前に白い狐の面P271旺季は秀麗を馬上に引き上げ、
敵を倒す《今、私を助けてくださったのは、あなたのやり方です。
私のやり方でも、王でもなく》P272《そろそろ、出てくるんだな》狐の
面をはずす。十年前王を庇(かば)って肩を貫通した矢を射た男。
P278《獏。主君は私だ。お前の望みを叶えてやろう》干將がしなって、
首が落ちた《これが、私のやり方だ》P282《死ぬのか》《普通訊きま
すかそういうこと。本当に璃桜君そっくり。私、長生きするんです》
旺季の周りの女たちは、みんな若くして死んだ。妻も、娘の飛燕も
黒狼たった姉も。旺季は指を伸ばし、秀麗の頬にふれ、頭を撫でた。
[第七章 夜明け前の藍色の箱]
P285室に黒い影《戩華は、死ぬのか》《是》他人が戩華の最期を支配
する。ふざけるな。縹家の女ごときの呪いで死ぬ?《待て。私がやる》
自分の手で壊した。深い喪失。P293旺季は声なく泣いた。自分の
半分が欠落した。旺季の薄闇の宝箱☆この時の旺季を劉輝が目撃
P294晏樹が迎えにくる。悠舜の庵に連れて行く。P304負けどおし。
でも最後の最後。女二人をちゃんと守れた。一人でも。だから勝った
と胸をはれる。草笛とヘンな藁人形も、最後に宝箱に入れる。山家
で紅秀麗と会ったのを最後に、旺季の姿は忽然と消え失せた。
余命幾ばくもない身で、秀麗を肋けるために殺した数は五十を数えた
王が、最後まで取りこむことができなかった者、旺季P306山家の変
のひと月前から姿を消した凌晏樹こそ山家の変の黒幕と言われる。
[北風の仮面:晏樹]☆僕は・・・と晏樹の一人称で書かれてる
P330晏樹は母の代からの「仕事人」戩華からも依頼される。初仕事は
6才、報酬は「桃」、依頼で母を殺し家に火をつける。新太守旺季が
助けるP334旺季は(霄)宰相の抹殺予定表の順番で先まわりしてる
P349宰相の『依頼』紅門筆頭姫家を滅ぼす。手伝えって・・・
☆それで晏樹が、先先代紅家当主に取り入った。戩華の依頼だった。
P362晏樹は引きとった「美少女」を胡蝶と名づけ、貴陽姮娥楼に紹介
したが、「旺季都落ち」の知らせで少女ごと置き去りにして消えた
[氷の心臓:劉輝]
☆リオウ君⇒璃桜君 璃桜が秀麗(養母)を呼ぶ:おまえ⇒あなた
秀麗は璃桜より8才年上⇒璃桜22才・モテモテ美青年に成長
P433秀麗結婚を決める《山家のとき。あの人最後に私のところにき
たの。真っ青な顔で入ってきて、ただ私を抱きしめて・・・私のことを
自分より大事に思ってくれてた。そのまま帰ろうとしたの。そのとき
これからの私の時間を残らずこの人にあげようと思ったのよ。
もっと穴だらけになるかもしれないのに、私を選んでくれた人。
私が応えるには、今すぐじゃなくちゃって。私の時間がある限り》
P439絳攸《あれだけ王に必要とされる宰相が、どんなに幸福かは
俺たち臣下しかわからないことだ。転地療養を拒否したのは悠舜様。
今の俺ならいえる。心の底から本望だ》☆リオウ父の目を大きくして
22才の璃桜君はこんなかんじ?P444《璃桜君は
義母(はは)とは言わないのね》《他の女性なら
呼んだかもしれないが、あなたを義母と呼ぶ気は
ないです》P450《妹だと、あなたに似てるかな・・・》
《劉輝に似てる女の子かもしれないじゃない》《そん
な甘ったれで、ねだりやな妹は面倒臭くて絶対嫌だ
な・・・》《私もこの子も、あなたのお祖父様がいた
から、こうしていられるのよね》P451璃桜は梨を后妃の口に入れる。
秀麗驚く《あなたは大事にされる価値のある女だよ》☆璃桜君たら
☆秀麗はいつも劉輝の両手を握り、胸に抱かれ、背にもたれ、膝で
眠り、子守歌を歌う《大丈夫だから。私はいなくなったりしない》
P482《ちょっぴりの時間が終わったのね。劉輝。もうすぐまた、桜の
季節がくるわね・・・》冬の終わりに、静かに息を引きとった。
享年三十歳。娘を産んでふた月も経たぬ、雪の降る日のことだった
P483火がついたように赤子が泣いていた。寂しい室で泣き続ける。
娘が奪ったのではなかった。娘もまた喪ったのだ。大事な一人の
人を。后妃にいっぱい愛され、娘がいっぱい愛した人。王が心から
愛し、愛してくれた人。初めて抱き上げた。后妃を毎目抱きしめた
胸でそっと揺らす。后妃が毎日口ずさんでいた子守歌を歌う。
とけてしまった彼女の手。頬。背中。胸。子守歌・・・彼女の心
『大丈夫。私はいなくなったりなんてしないのよ』☆この言葉の
意味を実感するんダ!1年かけてこの時のために準備してたから・・・
☆秀麗は静蘭、絳攸宰相、藍将軍にそれぞれ一つだけお願いをする
P432『静蘭、一つだけお願い。劉輝の姿が見えなくなったら、探して、
見つけてあげてね。一人が好きじゃないのに、どうしてか落ちこむと
一人になる癖があるの。不思議ね。静蘭がいると劉輝は元気になる
の。もしかしたら私より。どこにいても、見つけてあげてね』
P440『絳攸様、お願いしてもいいですか。もしもあの人が一人で座っ
てたら、どうか立てるまで傍にいてあげてください。手を握って引っ
張りあげてください。そうしたらあの人は、きっと大丈夫』
P458『藍将軍、一つだけいいですか。劉輝が一人でボンヤリしてたら
見てやってください。いつ泣いていいか、多分よくわからないままな
んです。私の前でもです。だから藍将軍にお願いします。もし泣き
そうだと思ったら、傍にいてください。そうしたら、大丈夫』
【風化:仙】
P493戩華王の死ぬ間際、室の片隅の影は黒髪の宰相。紫仙なら
人間の女ごときの呪詛など簡単にとける。けれど何もしなかった。
変えられるのは死因だけ。そうして首の骨が析れる音を聞いた。
P496《今宵を限り、あなたに捧げたこの身、お返しいただきましょう。
我が君》古い時代の言葉。主君への最後の別れ。去るときの言葉
願わくは、骸骨を乞いて帰らん。その後も数年、朝廷に留まった。
紫仙がずっと留まる理由は、誰にもわからなくて、やってきては、去っ
てゆく。何度も、何度も。すべての記憶を消去して。なんのために。
今日は紅秀麗の葬儀。宋隼凱。満天の夜。盃を置いた。三つ。鴛洵
(えんじゅん)と、自らと。十年前から、一つも変わらぬその位置へ。
ありえない。記憶の操作の及ばぬ者がいるわけない。紅秀麗の葬儀
を眺めながら呟く「残っていた最後の仕事も、これで終わりだな」
P499戩華の消えた世界。紅秀麗のいない世界。若い王が赤子を抱き
上げるのを、じっと見つめた後、いずこかへとかき消えた。
【運命が出会う夜:悪夢の国試組】14年前☆鄭悠舜23才・紅黎深22
黄鳳珠22・管飛翔26・来俊臣32・姜文仲32・劉志美30後半の出会い
わがまま黎深を手なずけた悠舜・あの黄奇人が純真でかわいい!
P510楼閣の二階から悠舜を見下ろす男(戩華王)⇒上階で乱闘勃発
鳳珠が悠舜を助ける⇒黎深が「金のなる木とみかん」をかかえて
飛び降りる⇒飛翔が加勢⇒黎深が悠舜を担いで逃げる・初めて
黎深が他人とかかわる⇒悠舜は黎深との十数年前の出会いを思う
P540鳳珠や飛翔は黎深を変えようとして喧嘩になる。だが悠舜は
干渉しない。黎深を受け入れても、黎深の世界に踏みこまない
☆わがまま黎深を手なずけた悠舜との関係がわかる
P522予備宿舎に入り劉子美と会う⇒P568《子美、あなたはまとも
だったから、耐えられなかったんです。治療すれば治ります》
《薬、返して。この距離ならアナタを殺せるわ》《依頼通りに?》
皇毅登場《そこまでだ》☆劉子美の秘密がわかる
P546姜文仲と再会⇒飛翔担当白州冥部官吏(暴力沙汰数十回)
P548☆鳳珠やさしい《子美が間違ったことをしているならやめさせ
理由があるなら助けになりたい》誰かが吐き捨てた《どうせなら鄭
悠舜を殺しゃいいのに。及第粋が空く》悔しくて涙が止まらない。
自分の時は絶対泣かなかった。気づけば悠舜を抱きしめていた。
P560《子美は超ヘン》元寺男・黒州州試首席来俊臣《三十後半なら
可能性はある。赤い丸薬は麻薬。潜入した動機「兇手(きょうしゅ)》
P571《後遺症ですよ。長く悲惨な戦を生き残った兵たちの。薬に手を
出さないと生きていけない。多くの人を殺した罪悪感が、たった
数十年で消えると思いますか。そのときの正義だったとしても》
P574牢屋で子美vs悠舜vs戩華《薬が欲しくて気が狂いそう、苦しくて》
《よく頑張りましたね》《劉子美、大事な友達だったわ。紫州州試及第
したあと自殺しちゃった。どっかの大貴族から《鄭悠舜も殺してくれ》
って大金積まれたの》P576《どうしてあなたを殺さなかったって?
気づいちゃったの。戦の時はどんな命令も絶対服従だったから好き
な女のコもこの手で殺した。でも今は平和でしょ?好ぎになった人を
殺さなくたっていいんじゃなぁい?って》でも戦の後遺症がつらい。
《つまり、死にたいわけか》男が一人、忽然と立っていた《あの男、
酒楼にいたワ》切っ先が子美の体を貫くP579悠舜と飛翔、文仲と
俊臣は墓地に来ていた。俊臣が『イケてる読経』をあげた・・・
P581《志美、傷は大丈夫ですか?》《本当にグサっとやるとは思わな
かったわ。しかも内臓無事なのよ?何あのスゴワザ!》☆本編では
紅州州牧になった劉志美《旺季殿は完璧すぎる。10年前から用意
してきた台本だ》と鋭い《悠舜の運命を変えるのは黎深》も的中した
P587《別にやりたかないが仕官することにした。悠舜も一緒に仕官す
るんだ。勝手に消えるなよ。今度一緒に兄上の邸に連れてってやる》
《皇毅、あなたが志美を釈放しないから、戩華王と取引するハメになっ
たんですよ》《取引通り、殿試まで受けるとは思わなかったがな》
P587かつて悠舜を一瞥(いちべつ)もしなかった少年。あのとき悠舜
は黎深の世界に存在もしていなかった
☆悠舜が戦をしない王を強く望むのは、志美が苦しんだ戦の悲惨な
後遺症を傍で体験したことも理由の一つかな・・・と思える話
☆--☆--☆--☆--☆--☆--☆--☆--☆--☆--☆--☆--☆--☆
【楽天ブックス】送料無料 <新品>彩雲国物語1-18巻・外伝1-4
骸骨を乞う・彩なす夢のおわり 雪乃紗衣/由羅カイリ
【ネットショップ駿河屋楽天市場店】送料:300円
<中古>彩雲国物語1-18巻・外伝1-4 雪乃紗衣/由羅カイリ
【INDEX】に戻る 【ページ先頭】に戻る
コメント 0