本・男女入れ替わり話「ざ・ちぇんじ!」氷室冴子 [本]
「不思議な栞(しおり)スワンタッチ」は一番下です
<2012.06.25>読書メモ・ネタバレ
「ざ・ちぇんじ!~新釈とりかえばや物語(前・後編)」
氷室冴子(ひむろさえこ)2008年逝去
原作は平安時代後期の物語・作者不詳
「とりかへばや」⇒「取り替えたいなあ」の古語(ウィキより)
「成均館儒生・・・」を読んだら思い出した元祖!男女入れ
替わり話・〇〇年ぶり再読・やっぱ超おもしろい・一気読み
初版1983年文庫(作者25才)表紙:峯村良子/1996年単行本
時は平安時代・権大納言家に母親は違うが共に14才・美形
瓜二つの姉弟がいる。活発で男装の姉綺羅君(きらぎみ)
は男として出仕、実力が認められ帝の覚えもよく出世。
なんと女なのに三の姫と結婚⇒帝が嫉妬!エッツ?
生まれた時から体が弱く「女として育てれば生きられる」と
占いで言われた、気弱ですぐ気絶する弟の綺羅姫も尚侍
(ないしのかみ)として宮中へ・・・わがままな女東宮
(帝の妹)の相手をするうち愛にめざめ男らしくなる
以前から綺羅君(きらぎみ)に好意を持つ宰相中将(さい
しょうのちゅうじょう)に迫られ「いろはのい」を経験しただけ
で綺羅君は妊娠したと思い込み失踪!女性に戻るには
髪が短い・・・さてどうやって「ちぇんじ」するか?予想外!
でも無理のない方法で・・・当人はすごく真剣!でも
「ちょっとした誤解と思い込み」でコメディになってる。
「本当は綺羅君(きらぎみ)が好きだけど男だから綺羅姫で
がまんしなくては・・・でもやっぱり・・・」と悩む帝と「綺羅君
が好きだけど・・・いいや男でも」と行動にでる宰相中将が
おかしい!帝がはじめて綺羅姫(チェンジ後)を見て綺羅君と
同じ声・同じ顔に(あたりまえ)度肝を抜かれ「早く皇子(みこ)
を・・・」とせかす「そのうち如来さまと出雲の神さまがご相談
してほどよい時に玉のような御ややを下さいますわよ」と答える
綺羅に「なんて純真な姫だ」と何も知らない帝は感激!
「なんて素敵にジャパネスク」の習作(練習作品)とされてる
現在「なんて・・・」を再読中
[前編 目次]
一 権大納言(ごんだいなごん)の憂鬱(ゆううつ)
二 綺羅(きら)二人
三 北嵯峨にて
四 綺羅の元服(げんぷく)と裳着(もぎ)
五 帝(みかど)の憂鬱
六 綺羅君(きらぎみ)の結婚!?
七 綺羅の憂鬱
八 綺羅姫の出仕!?
[後編 目次]
一 宰相中将(さいしょうのちゅうじょう)の煩悶(はんもん)
二 綺羅尚侍(きらのないしのかみ)
三 衝撃!
四 綺羅、妊娠!?
五 春の別れ
六 夏の嵐-弟君の反乱
七 弟君の女御入内(にょうごじゅだい)!?
八 ざ・ちぇんじ!
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<中古>ざ・ちぇんじ!/氷室冴子・前編:394円・後編:251円
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<中古>ざ・ちぇんじ!/氷室冴子・前編:960円・後編:450円
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<中古>コミック ざ・ちぇんじ!1-4/山内直美(氷室冴子)
コミック「ざ・ちぇんじ!1-4」 1988年/1999年 山内直実(氷室冴子)
「とりかえばや物語」中村真一郎訳 1992年文庫⇒読みづらかった
「とりかへばや物語」ビギナーズクラシック 鈴木裕子編2009年
訳文・原文・解説が併記され古文の雰囲気も味わえ解りやすい
「お二人ともしだいに成長なさるにつれて・・・」⇒「いづれも
やうやう大人び給(たま)ふままに・・・」わーなつかしい!!
原作は結構シリアス⇒男装の「若君」は四の姫と結婚した
のに宰相中将に秘密がバレ彼の子を身ごもる・女装の
「姫君」は主君女東宮に恋慕し女東宮が身ごもる・二人は
入れ替わる⇒姫君(♂)は四の姫の夫とし出仕する・出産後
尚侍となった若君(♀)は帝の寵愛を受け男の御子を生み
中宮(皇后)となる⇒入れ替わったのを知らない宰相中将は
男装の若君(♀)のはずの四の姫の夫が再会したら本当の
男になってたので驚く。戸惑いながらも彼女との子「若君」を
大切に育て賢い子に成長する・若君(♀)の理解ある相談者
として「吉野の宮」が登場・一夜に髪が三寸(10cm)伸びる
秘薬をもらう☆氷室冴子「なんて素敵にジャパネスク」で
瑠璃姫の初恋の君として「吉野の君」がでてくる
【不思議な栞(しおり)スワンタッチ】読書がびっくりするくらい
楽になる・はさみなおし不要⇒使ってわかる便利さ!
粘着力が弱くなったらテープ(貼り直し可の両面テープ)を交換
☆ハガキサイズにカットしたファイルにスワンタッチを貼り
栞(しおり)のようにはさむと厚い新刊本でも使用可
(東急ハンズ銀座店で購入)
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